彼女は、いつも笑っていた。

そして、
真面目な話をする時も、笑っていた。

一所懸命になりそうな自分に、
何故かブレーキをかけていた。

 

彼女の中の道化者は、
彼女自身の心を、傷つけぬようにする術であった。

大切な人が、いつかどこかに行ってしまうのでは・・・
そんな不安を、幼き頃から抱えていたのかも知れない。

しかし、あるきっかけで、
自分の心に宿る護心術に、別れを告げる時が来た。

髪を巻いて、口紅を引く代わりに、心のメイクを少しずつ落として、
彼女はゆっくりと歩き出した。

「そろそろ行くね」

彼女の中の道化者は、
居心地の良いこの場所から、サヨナラを告げた。

 

今日もありがとうございました。

竹内 嘉浩心理カウンセラー
There is no time like the present.
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